本当にあるの?元ネタは?実在する奇病や話題の創作奇病まとめ

奇病の元ネタや種類一覧
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作品全体のテーマにするも良し、ちょっと変わった病弱キャラに与えるも良し。

創作ネタとして使える「奇病」についてまとめました。
美しい、綺麗なものから、恐ろしいものまで…。

実在もしている驚きの奇病、そしてSNSなどで流行っている創作奇病や元ネタも紹介します!

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「創作・物語で使えそう」というフィクションで扱うことを前提にお話しています。
実際に病を患っている人を軽視する意図は全くございません。

目次

実在する奇病一覧

奇病と言うのは、文字通りとっても珍しい病のこと。
まるで現実ではあり得ないような不可思議な病も多いです。

必ずしも現実の奇病が苦しく辛い病だとは限りませんが、デリケートな問題に繋がることもあります。
創作のネタにしたい場合は奇病の種類や辛さもきちんと把握しておきましょう。

アルビノ

創作でも扱われやすい代表的な奇病。

先天的にメラニンが少なく、肌や髪が真っ白に近くなる遺伝子疾患です。
先天性白皮症、先天性色素欠乏症、白子症などとも呼ばれます。

フィクション中では、アルビノのキャラが天才や逸材などの特異な人物であることは珍しくありません。

視力が弱く、免疫力も低いため、必然的に病弱キャラになることが多いです。

その神秘的な見た目ゆえに、現実でもアルビノの方を誘拐したり利用される悲しい事件が後を絶ちません。しかし昨今では、その美しい姿を武器にしてモデルなどで活躍する方も見かけるようになりました!

臆病だったり他人との関わりを経ちたがるアルビノキャラは多いですが、そういった背景を思うと納得ですね。

また、「アルビノキャラは瞳が赤い」という印象を持ってる人も多いですが、これは現実では半分ハズレです。

虹彩に色素が全く無く、瞳が透明なために、普段から目の奥の赤い欠陥が透けて見える場合もあるにはあります。(動物に多く、人間では少ないです)
ですが、ほとんどの人は色素薄めの青や灰色の瞳を持つため、写真を撮ると「赤目現象」になりやすいだけなのです。

赤目現象とは?

フラッシュを焚いて撮影すると、強い光が瞳の奥の血管側まで届き、赤い網膜が写真に映る現象。

暗いところで写真を撮るときに起こりやすいもので、経験したことのある方もいるかもしれません。
アルビノの方は色が薄いため、高確率で赤目現象が起きやすいのです。

確かに写真の修正で「赤目補正」って見かける…!

結合双生児

生まれたときから身体が結合してしまっている双子のことです。

この病で有名な「チャン&エン・ブンカー兄弟」の出身地がシャムであることから、「シャム双生児」とも。

結合する部位は様々。頭から手足、胸部、肩のみなど。

結合部分が大きいと内臓まで二人で共有していることもあるそうです。
分離手術を行える場合もありますが、それによってお互い命を落としてしまった事例もあります。

血液や免疫などを共有しているため、片方が亡くなってしまうと早急に分離手術を行わない場合はもう一人も亡くなってしまうようです。

創作では、結合双生児を扱った小説や舞台などは意外にも多いです。
特に双子ネタと相性の良い推理小説では、こちらに関してもよく見かけますね!

結合双生児を扱った小説の例

  • 孤島の鬼/江戸川乱歩
  • 悪霊島/横溝正史
  • 暗黒館の殺人/綾辻行人
  • シャム双生児の謎/エラリー・クイーン

先天性無痛無汗症

名称の通り、痛みを感じず、汗をかきづらい病です。重度の場合は指定難病とされています。

温感や痛覚が無くなってしまいますが、運動麻痺とは違い身体は動かせます。

熱い冷たいを感じず痛さもわからないために、本人が知らぬ間に怪我や病気を悪化させてしまう危険があります。
発汗できないほど重度の場合は人並みの運動能力があったとしても、体調調節ができないために身体を壊してしまいます。

発熱をしても自覚するのが難しいとか…。

バトル・アクション作品などで「痛みを感じず、止めどなく戦闘を続けるキャラ」を目にしたことのある人も多いのではないでしょうか?
先天性無痛無汗の症状を知ると、この病に近いものを感じますね。

平気な顔で戦い続けているけど、実は身体にガタが来ている…というのは理に適った設定なのかもしれません。

某BL作品で「痛みを感じないからと大量のピアスを開けているキャラ」を見たことがあります。
ピアスやタトゥーなどの尖った個性との相性も良さそうですね。

ピアスについての記事はコチラ

異食症

一般的でなく、栄養にもならないものを食べてしまいたがる病気。

  • 氷食症
    大人に見られることが多い。異常な量の氷を食べてしまう。
  • 土食症
    子供が発症しやすい。土などを食べてしまう。
  • 食毛症
    こちらも子供に多い。自身の体毛などをむしり取って食べてしまう。ストレスと深く関係していると言われる。

食べてしまうものは上記に書いたように様々。

これら以外にも石やプラスチック、紙類(ティッシュやトイレットペーパー)、ガラスなどの例もあります。

栄養が足りておらず貧血がひどいと氷食症、土食症になりやすいと言われています。
そのため、氷食症は妊婦や女性の方が多いと言われています。

食毛症は、ストレスによる自傷行為で自身の髪や体毛を抜き、それを食べてしまうという場合も多く、精神疾患と併発していることも珍しくないそうです。

氷を食べるのが止められないという話は身近でも聞いたことがあります。そんな方は栄養不足かもしれません…。

異食症は先天的なものというより過酷な環境や、ストレスが強いと症状が出てしまう病です。
そんな生活を送っているキャラクターがいたら、このような異食症になってしまうかもしれません。

その他の奇病

単眼症

2つあるはずの目が1つしか形成されない病気。
それに伴い、鼻の形も異常となったり無くなることが多い。動物にも起こる。
重度の奇形のため、死産もしくは生まれた直後に亡くなってしまう子が多い。

小人症

身長が低いことの総称。遺伝、骨に関する病、ホルモン異常など原因は様々。
骨に問題が起き小人のように小さい身体を持つ「軟骨無形成症」と混同されやすいが、ホルモン異常などで低身長になっている場合は治療により平均身長まで伸ばすことが可能。

巨人症

極端に大きな身体を持つ人。成人では「先端巨大症」と呼ばれる。
成長ホルモンが過剰に作られ、男性でも女性でも発病する。スポーツ界で活躍している方も多数。
体が異常に大きくなる影響で様々な病を患うことも多く、短命なことが多い。

魚鱗癬

遺伝変異が原因で、皮膚が魚の鱗のようになり剥がれ落ちてしまう病気。
見た目の印象が強いために差別や偏見を受けてしまうこともあるが、伝染性は全くない。

象皮病

フィラリアと呼ばれる寄生虫がリンパ管・リンパ節に寄生した「フィラリア症」の後遺症。
寄生虫によりリンパ管が破壊され続けると、足などが象のようにむくみ腫れ上がってしまう。
かつては日本でも蔓延していたことがあり、葛飾北斎の絵にこの患者が描かれていたり、西郷隆盛も象皮病を患っていたとされている。

ツリーマン症候群

正式には「疣贅状表皮発育異常症」と言う。
指や足から、まるで木の枝や草ようなイボができてしまう。症例はとても少なく、男性に多い。

現実でも起こりうる奇病をご紹介しましたが、もちろんこれらはごく一部です。
人によっては詳細を調べるとショッキングな内容や画像が出てきてしまうかもしれませんので、ご注意ください。

創作・オリジナル奇病

お次は、実在はしない「創作された奇病」についてのお話。

創作者の数だけオリジナル病があると言っても過言ではないため、こちらも一部のご紹介になります。

花吐き病

とても有名なので、本当に存在するのかもと不思議に思っている方もいるかもしれません。
ですが、これは創作された奇病なので実在していません

松田奈緒子先生の「花吐き乙女」という漫画が元ネタです。
漫画内では「嘔吐中枢花被性疾患」が正式名称となっています。

  • 片想いをこじらせると、口から花を吐き出すようになってしまう。
  • 吐き出された花に触れると感染する。
  • 花を吐き出す以外の症状は無いが、治療法も見つかっていない。
  • ただし、恋が実り両想いになると完治する。

などの症状が描かれています。

パロディとして扱っている作品では耽美なものが多いですが、元の漫画では「ゲロ花吐いちゃった!」と女の子がゲエエと花を吐いている…なんてシーンもあります。

元ネタはコメディ要素もある作品なので、気になる方は読んでみてはいかがでしょう?

星涙病

こちらも花吐き病と同じく、「片想いしていると起こる病」です。
両想いになると完治すると言われています。

涙が星となってしまい、 星涙が落ちるとポロポロ、コロン、などの音がします。
症状が重いと視覚にも影響が出始め、色彩を感じ取れなくなることも。

星涙には様々な色があり、流れるとほのかに光ります。

創作された方による詳細設定がありますので、使ってみたい方はぜひ一読を!

pixiv
#創作 星涙病設定 - いちのせのイラスト - pixiv ツイッターで1年ほど前にツイートしたネタなんですが、こちらにもあげてみようかなと思ってあげてみました。もし使ってくださる方いましたら、ぜひ使ってやってください…...

天使病

背中から翼が生え、生命力を奪いつつ成長していく奇病。
翼が大きく美しくなればなるほど、その人は弱っていってしまいます。

SNSなどで話題になることがありますが、元ネタは明らかになっていません

ただし、「天使病」と呼ばれるものやそれに近い病や状況を描いた作品は複数存在します。

「背中から羽が生える」描写のある作品

等々。

セラフィムでは実際に天使病(セラフィム)と呼ばれる奇病が流行。名前の元ネタはこれかもしれません。

XXXHOLiCでは羽の形をしたあやかしに取り憑かれて変貌してしまう少女の話があります。

テイルズオブシンフォニアでは、病ではなく本当に天使になる「天使化」というものなのですが、その過程で様々な感情や感覚が失われてしまいます。

詳細はネタバレになってしまうので、興味のある方はぜひご自身の目で確かめてみてください!

羽が生えるというのは使い古されたイメージがあるかもしれませんが、設定をとことん突き詰め、自分なりにアレンジした斬新な天使病を作れたらステキですね!

創作で病を扱うなら理解するのが大事

創作に使える奇病一覧でした!
事実は小説より奇なり…という言葉があるように、実在する奇病も想像すらできないものが多いですね。

フィクションとリアルは違うものですが、実在する奇病を扱いたい場合は、しっかり調べておくのがオススメ!

例えば「アルビノで辛い思いをしてきた」というキャラでも、現実でも起こりうる問題を知っているとぐっと幅広く、説得力のある設定を作ることができます。

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また、創作奇病は恋愛に関するものが多いことから、恋愛要素と奇病を絡めるとウケが良いです。
一風変わったラブストーリーを作りたいときは、オリジナルの奇病を作ってもみるのもいいかも…?

奇病と似て非なるものですが、不老不死という設定も面白いです。⇒不老不死についての記事はこちら
不死の薬が登場する「竹取物語」は、禁断の恋、そして悲恋のお話だったりします。

病ではなく、性質として「人外キャラ」として設定するのもアリです。⇒人外まとめ記事はこちら
他の人とはちょっと違うけど…とすれ違いやギャップを作ることができます。

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