探偵あるある!探偵キャラを創作するなら知っておきたい設定一覧

推理小説からわかる探偵のありがち設定
記事内に広告を含む場合があります。

当サイトでは、運営費のためにアフィリエイト広告を一部利用しております。
消費者庁が問題視している不当な表記は行わないように努めておりますが、万が一問題がありましたら
お問い合わせよりご連絡ください。

探偵と言えばミステリ、ミステリと言えば探偵。
そして皆さんご存知の通り、創作物での探偵は現実の探偵という職業とは全然違うもの。

探偵キャラを作りたいけど、推理小説はあまり読まないからどんなキャラ設定が良いのかわからない…なんて人も多いかと思います。

そこで、推理小説大好き人間による、ミステリにおける探偵キャラにありがちな設定をご紹介します!
ぜひ探偵キャラの魅力を知って、素敵な探偵さんを創ってみてください!

主に推理小説やミステリ映画、ドラマなどで見た探偵キャラの共通する部分を抜粋しています。
もちろん当てはまらない探偵さんもいますが、おおまかな印象でも掴んでいただけると嬉しいです!

目次

探偵はとにかく奇人変人だらけ

ぶっちゃけ古今東西どんな作品を見ても変人ばっかりですね!
まともな探偵はいないのか!?と思うほどに、探偵というのは変なヤツらが多いです。

そんな探偵にありがちな設定と、なぜそういう設定が生まれやすいのかを考察していきます!

変人キャラが多いのにも納得の理由がある…はず…!

とにかく空気が読めない

探偵物やミステリ作品を見たことがある人なら心当たりがあるかもしれませんが、彼らは空気が読めないことが大半です。

探偵キャラの魅力は何と言っても圧倒的な「頭脳明晰」さ。
頭の回転が速く、周りの人が会話しているスピードよりどんどん早く、さらに先を読んでいるのだと思います。

結果、「探偵さんはどう思いますか?」「当然○○だろう」「何を言ってるんだ」となりがち。

常人よりも一回りも二回りも先読みできるせいで、結論や真実を見つけるのが早く会話が飛び飛びなのです。
キャッチボールをしようとボールを投げたら、探偵キャラは想像以上に遙か先の場所で待ち構えているような感じでしょうか。

探偵側からしたら「もっと力を入れて遠くに投げろ」と思ってるのかもしれませんね。

よくIQが高い人との会話は成り立たないと言いますが、似たような感じなのかも…。

一般常識が抜け落ちている

探偵キャラの冴えた頭脳は先天的なものであることが多いため、幼少期から空気が読めない生活を続けていた可能性が高いです。
そのため人との交流が少なくなり、常識そのものが抜け落ちている場合もあります。

しかも、大人になって探偵業につくと非常識さは加速します。
フィクション上の探偵が扱うのは主に悪逆非道の殺人事件。そもそも一般常識なんて持っていたら心が折れそう。

刑事や一般人では気づけないほどマニアックで専門的な知識や情報が推理に役立つので、余計にそれらの知識を蓄えることに夢中になり、探偵本人がそもそも一般常識を求めていないことも。

あのシャーロック・ホームズも、地球が太陽の周りを回ってるのを知らないくらい天文学はさっぱりな様子。

イギリス・BBC制作の現代版シャーロック・ホームズを描くドラマ「SHERLOCK」でも、シャーロックは地動説すら知らずそれを指摘されても「僕のハードディスクに保存すべきは本当に役に立つ知識。ただ、それだけ」と言い張るシーンがあります。

異性に殆ど興味を示さない

こちらも一般常識の話と似ていますが、感情的にならず何事も頭で考えるため、恋愛感情がわからない人もいます。

恋人が浮気をしたから、恋人にフラれたから――そんな理由で罪を犯した人がいても「動機?なにそれ」みたいな顔をしているヤツも多いです。

男性、女性を別けて考えず「個人」として人間観察するという意味ではある意味男女平等なのかもしれませんが、ちょっと行き過ぎていて、異性に好意を伝えられたときですらどうでもいいと足蹴にしてしまう非情な一面も…。

逆に動機を気にして同情しちゃう優しい探偵さんもいますよ!

サイコパスにも見えるが正義感は強い

犯罪者と頭脳ゲームを繰り広げ、殺人事件にすぐ首を突っ込みたがる…。
あれ?もしかして心理的には犯罪者に近いんじゃ?と思いがちですが、ちゃんと正義感は強いものです。

もちろん罪を犯した者に容赦は無かったり、一般人との会話は壊滅的になりやすいですが、やはり「悪事を行った犯人と真相を突き止める」のがお仕事です。

罪がバレて自ら命を絶とうとする犯人を説得し、罪を償うために生きさせる。
犯罪に巻き込まれ大切な人を亡くした関係者に、未来まで暗くなったわけじゃないと現実的な意見で励ます。
等々、案外やさしい話をしてくれちゃったりもします。

それが真の優しさから出る言葉なのか、あくまで現実的かつ効率的な意見を述べただけなのかはわからないですが、探偵の言葉で被害者が救われるシーンも少なくはないと思います。

私生活はズボラな探偵さん

私生活はズボラな探偵さん

性格面の次は、目で見てもわかる「探偵あるある」を紹介します。

知っていると、探偵事務所の内装を考えるときに役立つかも…?

推理以外ではポンコツ?

ポンコツという言い方は酷いかもしれませんが、実際に推理以外はからっきしな探偵キャラはよく見ます。

頭で考え、知識を蓄えるのが何より重要で、仕事もその能力をフルに活かした探偵業…と来ると、必然的にその他の生活面ではズボラな人間になりやすいようです。

掃除、洗濯、料理など必ずどこかに苦手意識や不器用さが現れることが殆ど。
もはや食事もろくにせず情報収集三昧、髪やヒゲもボサボサのキャラも少なくないです。

しかし、空腹感を紛らわすためや頭を冴えさせるために喫煙者であったり、使いすぎた頭脳に栄養を与えるために甘味好きの設定が付いてるキャラも見かけられます。

事務所に妙な剥製や人体模型が置いてある

ここまでに「探偵はとにかく知識欲が旺盛」という話をしてきましたが、それも事件(推理)で役立てるためです。

殺人事件を扱うならば、やはり人体について詳しくないといけないでしょう。
そのため、研究用に人体模型や標本などが置いてあるのです。

また、動物の剥製などが飾られていることも多いです。
人体実験をするわけにもいかない場合に、動物の剥製で実験する展開もあったりします。

多くの人が「シャーロック・ホームズ」と聞いて思い出す帽子が「鹿撃ち帽」と呼ばれるものだったり、イギリスでは古くから貴族や富裕層でスポーツハンティングが嗜みとして流行っていました。

ホームズ作品に限らず、貴族のお屋敷などでは動物の剥製が飾られていることがありますよね。
当時の時代背景と有名なホームズ像が合わさって「探偵事務所には剥製がある」というイメージがあるのかなと思っています。

現代の日本で用意するのはちょっと難しいですが、代わりに不思議な家具や置物が置いてある探偵さんも多いですね。

やっぱり探偵と言えば「変な置物」なんでしょうか…。

探偵キャラに関わる人物

探偵キャラに関わる人物

探偵には助手という存在も付きものです。

また、助手以外にも顔馴染みの警察関係者、頼れる情報屋、事件を嗅ぎ回る記者や野次馬など…探偵と長い付き合いになる人々もたくさんいます。

そういったミステリアスな職業を紹介した記事も合わせて読んでみてください!
少し怪しげな職業のキャラクターは、探偵キャラとも相性が良さそうですね。

人間関係が上手くいってるとは限らないけどね!

そんな変人探偵に振り回される苦労人…もとい、関係者たちの設定も見ていきましょう!

助手も探偵も似たもの同士

助手と聞くと、真面目で丁寧で何かとぶっ飛びがちな探偵のサポートをするイメージがあります。
が、変人な探偵と付き合ってるくらいですから、案外どっちもどっちな面もあるんです。

例えば、助手は「小説家」や「記者」などのライター職に就いていることが多いです。

主に探偵が解決した事件を記録して本として売り出したり、世にその功績を知らせるために記事を書いていることが大半です。
しかし、逆に元々小説家だったけどネタに困ってるから探偵に近づいてネタをもらっている…なんてパターンも。

何はともあれ、結果的には、助手も探偵と同じくらい事件を追い求めているのです。

つまり、類友。

探偵キャラに常識が無いとか人の心が無いとか言っておきながら、なんだかんだ殺人事件が起きると探偵にくっついてネタ探しに向かう助手の姿などは結構あるあるで面白いものですね。

探偵と助手の関係性を楽しむのもミステリを読む醍醐味!

強面の刑事も大体不憫な苦労人

あとはやっぱり事件に関わる警察関係者!
探偵と助手が変人揃いな分、ここに真面目系キャラが割り当てられてる率が高いです。

大半は探偵の頭脳明晰な仕事っぷりを見せつけるためのかませ犬キャラですが、時にはその権力を活かして探偵と助手のピンチを助けてくれることも…!

また、(探偵と比べると)少しアホっぽいところがあるからこそ、重々しい空気の事件現場での癒やし的存在になることもあります。

強面で頑固で偉そうな刑事さんでも、探偵の頭脳について行けずに「え?」となっている姿はなんだか可愛らしいんですよね。

まとめ

以上が、私が様々な作品で見てきた「探偵あるある」になります。

ミステリにおける探偵(助手)というものは昔からファンに愛されていて「お決まりのパターン」というのが存在しているので、紹介したような設定をいくつか付けておくと探偵好きの方は飛びついてくれるはず…!

え?じゃあ探偵って似たようなキャラばかりなの?

…なーんてことは、ありません!

探偵の変人っぷりは十人十色

基本的にはアーサー・コナン・ドイルから生まれたシャーロック・ホームズを元に創られていることが多いですが、オマージュのされ方は本当に多様多種です。

例えば、ホームズはヴァイオリンの演奏に長けていますが、国内でも楽器の得意な探偵キャラがいたりします。
ホームズから着想と得ていると言われなくとも、「探偵と言えばやっぱり楽器だよね」と共通点を感じると探偵小説好きはニヤリとしてしまいます。

お約束のパターンや設定を自分なりにアレンジして、素敵な探偵さんを創ってあげましょう!

\探偵キャラを作るなら、原点でもあるシャーロック・ホームズ作品は必読!/

  • URLをコピーしました!
目次