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ファンタジー作品でのバトルシーンは、現実には無い要素を使ってド派手で斬新さを与えたい!
しかし、現実の知識は通用しないことが多く、いざ自分で書こうとすると描写に悩んでしまいがち…。
そこで便利なのが「ゲーマー視点」!
ゲームをする人はファンタジーをその手で動かしているようなもの。
架空の設定上での戦いなのに、まるでリアルに体験しているかのような感覚になることがあります。
実際に異世界転生モノにおいてゲーム要素を取り込んでいる作品は多数。
その理由は「ロール」という「戦闘を効率良く進めるために与えられた役割」があるからだと思っています。
この記事では、そんな役割(ロール)システムのあるゲームを踏まえて解説!
ロールって何?というお話から、それに合ったキャラ設定の例、オリジナル戦戦闘ジョブの作り方までお送りします。
ゲームが苦手な方も、逆に大好きな方も、「へ~!」と思っていただけると嬉しいです。
まず、バトルと聞いて頭に浮かぶのは「武器を持って攻撃すること」でしょう。
しかし、アタッカー(敵を殴りダメージを与える役割)の人たちでは成り立たないゲームや世界観もあります。
次に思い浮かびそうなのは「人々を癒やす回復魔法を使うジョブ」。ヒーラー。
そして最後にもう一つ、タンクという「敵の攻撃を引きつけ味方を守る盾ジョブ」があります。
役割(ロール)システムのあるゲームでは
主にこれら三つの戦闘職が重要になってきます。
ゲームによってはアタッカーだけで成り立つものもありますし、ヒーラーだけは必要、ロールは全てしっかり揃わないとゲームにならない…等々、たくさんの種類があります。
創作でもキャラクターにこれらの役割をしっかり与えることで、メリハリのある戦闘描写に…!
キャラの濃さ、覚えやすさにも繋がります!
そう言われても、やっぱり馴染みがないから想像できない…という方は、
アタッカーだけのゲームは、シンプルで一人でも得られる爽快感が高い個人競技。
ヒーラーやタンクも求めるゲームは、戦略性の高さゆえにクリアした達成感が強い団体競技。
そんな雰囲気だと認識してもらえれば大丈夫です!
自分の作りたい世界観に合わせて設定しましょう
とにかくド派手なバトルシーン、威力もスケールも大きく見ていて気持ちの良い作品を描きたい方はキャラクターがアタッカーばかりの構成でも大丈夫。
味方との絆や戦略にも重きを置きたい、地味でも考えさせられるバトルを描きたい、そんな方はヒーラーやタンクのキャラクターを作ってあげると良いと思います。
鎧に身を包み、剣と盾を持つ王道の騎士。
ファンタジー作品では白馬の王子様とセットになっていることもあり、恋愛漫画でも使えるイケメン職と言ったらこれでしょう。
しかしこういった戦闘職は、ゲーマーから見るとかなり地味です。
騎士というのは一応剣を持ってはいますが、鎧と盾があるので耐久力を生かした「タンク」としての役割が大きいです。
実際に女性が騎士に助けられる展開を想像してみてください。敵を一瞬にして消し去るというより、恐れず敵の目の前に飛び込み盾で守る…そんなイメージですよね?
ゲームでも同じです。
最前線で盾やバリアを張り続け、皆が攻撃しやすいようにするため、むやみに動いてはいけません。
しかも攻撃力はアタッカーより劣り、派手な魔法も動きも無い…。
それでも常に前線にいる戦場のリーダー的存在なため、精神的プレッシャーも強く、どんなゲームでも大体タンク不足が深刻です。
でも主人公みたいでカッコイイですよ!みんなもレッツタンク!
ここまで読むと盾を掲げてるだけの地味な戦闘職と思われがちですが、タンク=盾という概念に囚われる必要はありません。
盾は盾でも体を覆うようなサイズの巨大な盾、魔法で生み出すバリア、科学の力で機械などを駆使し障壁とする…等々、キャラクターの体格や年齢問わず「守って耐えることに特化」していれば良いのです!
特に「守りたい」「失いたくない」などの強い意識があると芯のあるキャラクターが生まれます!
体力に自信がなかったけど鍛えてタンクになった、などの理由もカッコイイですね。
お次は回復役のヒーラーです。
傷ついた人を癒やし、時には敵味方問わずに救いの手を差し伸べる。
かわいい女の子に当てはめると男子なら誰もが惹きつけられる正統派ヒロインになるでしょう。
そんな癒やしの魔法が得意なヒーラーですが、彼や彼女らはもちろん人間です。
…お気づきでしょうか?
癒やすも癒やさないも、生かすも殺すも、自由です。
ゲーマーの間でまことしやかに囁かれる「ヒーラーやってる人は腹黒い」という噂があります。(ヒーラーの皆さんごめんなさい)
実際、回復役をしていて余裕がないときには誰を生かすか生かさないかの取捨選択を迫られます。回復役とは言えいつでも無限に回復できるわけではないので、仕方のない点です。
そして、その誰かの命を握っている感覚が楽しい…なんて人がいるのです。
心当たりのある方もいらっしゃるかもしれませんね?
ヒーラーは杖を持った魔道士スタイルで回復魔法を扱うキャラもいれば、完全なる異能力としてその身自体に宿しているため全くの素手で回復をしてしまうキャラなどもいます。
また、男性キャラでも十分見栄えはします!
可愛くてキラキラしてる…そんなイメージのある回復魔法ですが、少しだけファンタジーからズラして「医者」「学者」というイメージで想像してみるとどうでしょう。
インテリキャラ、真面目、冷静、高貴な身分、眼鏡など、女性ウケする男性像もしっかり詰まっています。
ヒーラーは主に魔法職なのでローブなど露出の少ない衣装も多いですし、回復魔法を扱う男性キャラというのはなかなか珍しいので、ぜひ取り入れてみてください。
イケメンに回復してもらえるのもなかなか良いものです…!
先述の通り天使にも悪魔にもなれるので、真逆の方向性でもいけちゃいます。
ヤンデレや闇墜ちなどの設定も合いますし、「悪役ヒーラー」なんてものがあっても面白いかも?
最後にアタッカー編です。
アタッカーに関しては既存のものからオリジナルのものまで本当にたくさんあるので、後半でご紹介させていただく創作の参考になる作品などをチェックしてみてくださいね。
まずはアタッカーの種類をざっくりと分けて一例を挙げます。
物理攻撃型には近距離、遠距離の二種類ありますが、魔法攻撃型は基本的に遠距離のみです。
攻撃方法ってもっといっぱいありそうだけど…。
○○は武器にならないの?超能力って魔法の部類なの?魔法を込めた拳で殴るのは何?オリジナルの武器はどこに属するの?
…色々な想像ができてしまうと思います。そして、それが答えです。
アタッカーは攻撃方法の数だけ種類があり、個性となります。
完全オリジナルの戦闘職を生み出すには、まずアタッカーから始めてみるのがオススメ!
また、単独行動に適しているのもアタッカーです。
ゲームでは「裏取り」と呼ばれる一人で敵陣の後ろに回り込み奇襲を行う戦略もあります。
ゼロからオリジナルの武器などを生み出すのは非常に難しいです。考えたはいいけれど小説や文章でこの形状をどう表現したらいいのか…と悩むことにもなってしまいます。
なので、オリジナル職を作る場合は武器種に囚われずそのキャラだけの戦術として考えるのがコツ!
ひとつ、例を挙げてみますね。
「超能力」という何でもできちゃいそうな万能さをあえて削り、「人の精神に干渉することしかできない能力」を作ってみます。
これだけでは物理的に敵にダメージを与えるのは難しい状態になります。
そこで「人を操り自分の手駒として扱う」「混乱させ自滅に向かわせる」などの攻撃方法を考えて、その能力を持つキャラに与えてあげれば立派なアタッカー!
最後にジョブの名前を考えてあげます。
精神干渉術とかだとそのまま過ぎるので、例えば現実では人形使いのことを指す「パペッティア」を戦闘職名にしてしまう…というような感じです。
意外とサクッとできちゃうかも!
むしろこの戦闘スタイルはなんて呼ぶのかわからない…と悶々と探しているより、自分で作ってしまった方が楽な場合もあります。
明らかに「戦闘向きではないもの」も戦闘職として扱うこともできます。
薬品を使って攻撃する科学者や、踊りと武器を組み合わせて戦うダンサーなど。
後述する参考になるゲームや、資料などを読むのもオススメ!
参考資料として大活躍!
魅力的な性格を思いついたけどどこに配置しようかなと悩んだら、とりあえずアタッカー!と言えるくらい幅広くカバーしてくれます。
小説でも漫画でも戦闘中の描写で動かしやすいので、主人公にもオススメです。
最後に、戦闘職のバリエーションが豊富なゲームを紹介します。
ロールシステムと言えばやはり他者との連携が醍醐味ですのでオンラインゲームになってしまいましたが、ゲームに馴染みのない方でもイメージが掴みやすいものを厳選してみました。
名前は聞いたことがある方も多いであろう、国内産のMMORPG。通称FF14。
戦闘は各ロールが協力し、味方との連携が重要となるゲームです。
タンクが4種、近接物理が5種、遠隔物理が3種、遠隔魔法が3種(+1)、ヒーラーが4種あります。
ゲーム性としては、ロールの役割にそってしっかり動いていかなければならないので、この記事で紹介している中では一番「ロール概念」を理解しやすいかもしれません。
技名も一つ一つかっこよく付けられているので、そういった面でも創作に役立ちそう…!
サービス開始から何年も経っても人気が続いているゲームで、色々な動画や記事、ファンによる投稿があるかと思います。
見てもよくわからない…と思ってしまう方は、アイコンの色に注目!
赤がアタッカー、青がタンク、緑がヒーラーとなっていますので、わざわざ全てのアイコンを覚えなくても色で判別できます。
既にFF14を始めてみた方でも「色から覚える」はオススメです!
この色とロールの関係は他のゲームでも通用することが多いので、覚えておいて損はないですよ
こちらも知っている方、プレイしてる方が多そうな有名ゲームです!
モンスターハンターは他にも新しいものから今は終了してしまったオンラインまで色々と発売されていますので、気になる方はぜひ色々なシリーズを調べてみてください。
現在は新作であるライズがおすすめ!
比較的シンプルなのでモンハン初心者の方でもいけますよ!
戦闘職というより武器種が多いというシステムで、ほぼ全ての武器がアタッカーとして活躍します。
その数、なんと14種類!
大剣
太刀
片手剣
双剣
ハンマー
狩猟笛
ランス
ガンランス
スラッシュアックス
チャージアックス
操虫棍
弓
ライトボウガン
ヘビィボウガン
…見ているわけでもワクワクしますね!
その武器でそんな動きするの!?と思うほど大胆で爽快なアクションが多いので、プレイしているとインスピレーションを受けるかもしれません。
実際に私もこういったゲームから着想を得て創作することがあります。
ファンタジーでの戦闘職の理解を深めたい方、戦闘シーンをもっと魅力的に奥深く表現したい方は、頭の片隅入れておいておいてみてください!
もし身近にゲーマーな方がいらっしゃれば、プレイしているゲームの攻略などを聞いてみると創作に繋がる武器や戦術の発見になるかもしれません。
ファンタジー以外でも、武術やミリタリーなど知りたい世界観と同じゲームを探してみるのも楽しそうですね!