「夢」はネタの宝庫?使い道から伝説や逸話まで

夢にまつわる小ネタ一覧
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睡眠時に見る「夢」と言えば、大半の人が「曖昧なもの」だと思っていますよね。

しかし、目覚めたときに不思議としっかり覚えていて妙に気になる…意味はあるのかな…?なんて考えてしまったことはありませんか?

まるで物語の続きを心待ちにしているときのよう!

そんな日常に起きる非日常感は創作にも使えるか否か?
そして夢の種類や言葉、逸話などについても考えていきたいと思います。

なお、この記事はあくまでネタ探しが目的です。
スピリチュアルや占いなどの要素に関しては掘り下げていません。

目次

本当に夢をネタにできる?

そもそも夢って?

そもそも夢って?

夢を見る理由は主に脳が日中に作られた記憶の整理をしているのだと言われています。

ストレスが重なると睡眠の質が悪くなり、ネガティブな感情と紐付いて悪夢を見やすくなることもあるようです。感受性や想像力が豊かな人は夢を見やすい傾向にあるという話も。

自分が見た夢をそのままネタにするのはもちろん、記憶量や感情の起伏が大きいキャラクターに「夢を見る」という設定を与えても面白いかもしれません。

ネタに使う場合の注意点

自分の夢を使う場合は夢の内容に心当たりがあるかどうかを考えてみることをオススメします。

夢は記憶の整理ですから、リアルで印象的だった出来事が元になっていると気が付けることもあります。

夢特有の突拍子のない展開が斬新で面白い!とお思いかもしれません。
ですが、心当たりと知識が無ければシナリオは長続きしません

マンネリ化した展開に何かほしい、手軽に一発ネタを仕込みたい――。
そんな場合には便利かもしれませんが、話の主軸にする場合は断片的な情報に飛び付くだけでは危険です。

そこから自分の得意分野に持ち込めるかをしっかりと想像・連想して設定を詰めていくのが良いでしょう。
自分の記憶から生まれたものなので、きっと何処かに引っかかるものはあるはずです!

意識しすぎると夢を見る回数が極端に増え、睡眠の質が低下してしまうので程々に。

夢に関するワード

夢の種類

  • 予知夢(よちむ)
    未来で起こる出来事を見る夢。
  • 正夢(まさゆめ)
    夢で起きたことが現実になること。もしくは現実と全く同じ夢。
  • 悪夢(あくむ)
    恐怖や嫌悪感をともなう夢。
  • 吉夢(きちむ)
    見ると縁起が良いとされている夢。
  • 凶夢(きょうむ)
    不吉な夢。吉夢とは逆に災難が訪れると言われる。
  • 初夢(はつゆめ)
    新年を迎えてから初めて眠って見る夢。普通は元旦の夜から2日にかけて見た夢。
  • 逆夢(さかゆめ)
    現実とは反対の出来事が起こる夢。
  • 霊夢(れいむ)
    神託としてお告げを受ける夢。
  • 明晰夢(めいせきむ)
    見ている間に自身が夢だと自覚できるもの。
  • 残夢(ざんむ)
    目が覚めても心に残っている夢や、夢心地でいること。
  • 愁夢(しゅうむ)
    心配、悲しみに浸りながら見る夢。

夢を現す・連想させる言葉

夢見 夢路 まぼろし 幻覚 夢幻 白昼夢 白日夢 架空 夢想
浅い眠り 床に就く 瞼を閉じる ナイトメア デイドリーム 現実離れ
うつらうつら とろとろ こくりこくり ぽやぽや
etc…

こんな言葉にも繋がるかも…

恋焦がれる 異能力 転生 過去 未来 おまじない 蜃気楼
幽霊 都市伝説 裏の世界 パラレルワールド
etc…

おまかせピックアップ

個人的にビビッときた言葉の一部をご紹介します!

夢解き(ゆめとき)

夢の吉凶を判じ解くこと。また、その人。

出典:広辞苑第七版

オカルトや不思議な雰囲気の作品と相性が良さそうな「夢」ですが、こんな言葉だと何処となく知的なイメージもありますね。
キャラクターの職業や呼称にも使えそうです。

夢の手枕(ゆめのたまくら)

仮寝に見る夢。極めてはかないことにいう。

出典:広辞苑第七版

儚い、ぼんやりとした、という意味の言葉の中でもお気に入りです。
恋人が手枕をしてくれる夢のことも指すんだとか。ロマンチック。

夢祭り(ゆめまつり)

凶夢を見た時、災いのないように祈る祭り。

出典:広辞苑第七版

意外と盲点だったのがこの夢祭り!
確かに夢占いがあるならその結果を元にしたイベントがあっても納得です。
現代にも残っているのかは不明ですが、ちょっと不思議な地域や風習を考えたい人はいかがでしょうか。

漢字としての「夢」

という漢字の部首はくさかんむりではなくの部分です。

もともと夢という言葉は「暗い」「見えない」などの理由で使用されていた言葉。
くさかんむりの下にある四に似た形を横になった目に例え、そこに薄暗くなるという夕を加えることで、暗がりでよく見えないことを意味していたと言われています。

くさかんむりについては、厳密にはくさかんむりではなく「くさかんむりに似たもの」が長い年月をかけて統合されていったという話もあります。

ちなみに、希望や将来という意味で「夢」が使われ始めたのは近代になってからだそうです。

はかない(儚い)」という言葉にが入っているのは、本来は先ほど述べたような薄暗いイメージで使われる単語だからだったんですね。

※この記事を書くにあたって個人で調べ考えた結果です。諸説あります。

夢にまつわる逸話や伝説、生物

夢にまつわる伝説

獏(ばく)

人の夢を食べると言われている。中国から日本に伝わった伝説上の生き物。
主に悪夢を食べることで安眠をもたらしてくれる存在。
うなされている人の夢の中に出る、悪夢を見た後に獏に捧げることで再びその悪夢を見ることが無くなる、獏の皮を敷いて寝ると魔除けになる、など逸話は様々。

モルペウス

ギリシア神話における夢の神。
眠りの神ヒュプノスを父、夜の神ニュクスを母であり祖母としている。

動物に化け悪夢を生み出すポベードールと、生き物ではない物体や奇形に化け非現実的な夢を生むパンタソスとの3兄弟の年長者。
モルペウスは人間に化けるのがとても上手く、夢を形作ったり人々にお告げを伝えるのだという。

強力な鎮痛作用で有名なモルヒネ(旧名モルフィウム)は、このモルペウスを語源として名付けられた

夢魔(むま)

人間に悪夢を見させる悪魔。

人の姿を取り夢の中に現れ性交するものを淫魔ともいう。
女性型はサキュバス男性型はインキュバスとなる。
馬の姿であるナイトメアは夢馬と呼ばれることもある。

キリスト教に限らず、世界中に似たような存在が多く伝えられている。

ドリームキャッチャー

北アメリカの先住民族に伝わる伝統的な魔除け。
輪っか状に曲げた柳の枝に糸を張ることでクモの巣に見立て、悪夢を捕らえて防ぎ、良い夢だけを運んでくれる。
現代ではインテリアとしても世界に広まり、輪は柳、装飾は鳥の羽に限らず様々なもので作られている。

ふるいにかけられ良い夢だけが装飾の羽をつたって降りてきて、悪夢は日の光によって浄化されるという説があるため、寝室の朝日が入る窓際に飾ると良い。

まとめ

自分で見た夢を創作で使うときのコツ、夢そのものに関する言葉や逸話などを集めてみました。

身に覚えのある夢が見られたら、寝てる間にアイデアが出てきてラッキー!と考えてみましょう。

創作のテーマにもなり得るほど不思議で多岐にわたる展開の夢…。
そんなものが日常的に自分の身にも起きていると思うと、なんだかワクワクしますね!

夢という現象の曖昧さを利用するとオカルトやホラーと相性バッチリ。
古くから伝わる風習や言葉がとても多いものなので、どんな時代・世界設定でもアクセントにできそうです。

ちなみに、筆者は夢の見過ぎて苦しんだ経験があります。
ネタのためと思って夢日記などに軽率に手を出すのは、ちょっと危険かもしれませんね…。

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