【比較感想】SAIで原稿していた私がクリスタに移行した結果

クリスタとSAIの比較感想
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お絵描きソフトと言えば、やっぱり定番は「CLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)」でしょうか。

昔は安価で軽い「SAI」の方が話題になっていた気がします。
が、多機能なクリスタが快適に動くPCも増えたおかげか、今はクリスタの使用率が圧倒的に感じますね。

私はかなり昔からSAIを使っていたのもあり、クリスタEXを購入したが慣れずに挫折…というのを繰り返してきました。

ま、周りがどんどんクリスタに乗り換えていく…ッ

しかし、遅ればせながら最近やっと完全移行する形になりました!

5年以上SAIを使い込んできた人間が、クリスタへ移行する流れ、そして使用感を比較してお届けします。

クリスタとSAIどっちがいいの?移行した方がいい?と悩んでる方への参考になれば幸いです。

公式サイトはこちらです

目次

漫画を描きたいならクリスタ!

早速ですが、私は同人誌や漫画を作りたかったので、クリスタに移行して大正解でした!

クリスタには「CLIP STUDIO PAINT PRO」と「CLIP STUDIO PAINT EX」の2種類ありますが、違いをサクッと説明するとこんな感じです。

PRO
EX
  • イラスト制作向き
  • 5,000円+税
    (or月額プラン480円~)
  • 安価で試しやすい
  • 漫画用の機能には制限がある
  • イラストも漫画も制作可能
  • 23,000円+税
    (or月額プラン980円~)
  • 高価で少し手が出しづらい
  • PRO版の機能も全て入っている

※値段はダウンロード版のものになります。

PROとEXでは価格差が目立ってしまいますが、その分EXはかなり機能が豊富です。
漫画特化だからイラスト制作では劣る…なんてこともないので、完全にPROの上位互換がEXですね。

これから漫画や同人誌に挑戦したい方は、断然EXがオススメ

「どうせ漫画も描きたくなるんだから、最初からEX買っとけばよかった~!」なんてお話も聞きます。

後悔したくないならEX!

パッケージ版はダウンロード版より高いので、特別な理由が無い限りはオススメしません。

また、ダウンロード版はAmazon等では販売していません。
セルシスの公式ストアでダウンロード版を購入するのが一番です。

月額利用プランもありますが、長い目で見るとライセンスを無期限で買い切れる「ダウンロード版のCLIP STUDIO PAINT」がお得ですね!

2023年に「CLIP STUDIO PAINT」バージョン2.0が発売されました。
これまでアップデートは無償でしたが、2.0からは月額or年間プランへの加入が必要

長く使っていくつもりなら月額、まずはお試しで買ってみたいなら買い切り版が良さそうです。

参照:2023年以降のWindows / mac OS 一括払い(無期限)版の提供・販売方法変更予定のお知らせ

ちなみに、クリスタはPRO版から差額でEX版にアップグレードすることが可能

「ちょっとEXを買う余裕がないな…」「まずは安く試してみたい」という方はPRO版から体験しても無駄になることはないので、気軽にクリスタを触ってみてくださいね。

液タブなどを購入するとクリスタのお試し期間が付いてくることがあります。
デジ絵がはじめての方は、下記の液タブなどを買うとすぐに絵を描き始められますよ!

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SAIだけでは同人誌が作れない

ここからは、私が実際にどういう作業環境だったかを説明していきたいと思います。

大事なポイントとして、私はSAIをメインに使っていましたが、原稿をする際はクリスタも併用していました。というか、併用せざるを得ませんでした。

詳しいことはいい!クリスタの使用感を教えてくれ!という方は感想編まで飛ばしてくださいね。

原稿するためにクリスタEXを買った

正直、SAIで同人誌を作るのには限界があります。
そのため、同人誌を作ろうと思った段階でクリスタEXを購入しました。

原稿にSAIが向かない理由をざっと書き出してみますと、

  • CMYKモード・モノクロ等に対応していない
  • トーン素材が無く、貼りづらい
  • コマ割りや吹き出し、文字入れ機能が無い
  • 素材が少ないので効果線などを手描きするしかない
  • ページをまとめる機能がないのでファイル管理が大変

等々…。

SAIは漫画制作ソフトではなくイラストを描くことに特化しているため、仕方ないと言えばそうなのですが…。

原稿においてSAIでは物足りない部分について、もう少し詳しく書いていきます。

SAIにはRGBモードしかない

SAIは「RGBモード」にしか対応していません。

印刷所に入稿する際はCMYKモードが基本となってることが多いのですが、既に知っている方や丁寧に説明してくれている印刷所さんも多いので、ここでは省略させていただきます。

簡単に言うと、CMYKは「印刷する際の基本のカラーモード」です。

また、原稿本文はモノクロやグレースケールを指定されることが多く、こちらもSAIは対応していません。

RGBモードでしか制作できないSAIだけでは入稿データが作れないこともあり、別ソフトでの変換が必要となります。

例えば、表紙はCMYK、本文はモノクロのデータで入稿したい場合にはSAIだけではほぼ不可能なのです。

ここが本当に致命的なポイントなので、漫画を描く予定があるならクリスタにしておいた方がいいです

漫画に必要な素材や機能が無い

トーン、コマ割り、効果線や素材、文字入れなど…これらはSAIに入っていません。

トーンを貼りたい場合は、自力でSAI用の素材やブラシを探して入れてくるしかありません。
単純な集中線やコマ割りすら、素材を探すか手描きになってしまいます。

原稿を始めるには、まず原稿用紙のテンプレート探しから始まることに…。

文字入れ機能は、最近SAIの後継として誕生した「SAI2」で出来るようになっています。

が、「SAI2」自体はまだテスト中であり動作が不安定になる場合もあるので難しいところです。

ファイル管理がとにかく大変

そして、意外と苦痛だったのが「ファイル管理」でした…。

クリスタはしっかり漫画制作に力を入れているので、実際に本を開いているように表示させたり編集ができます。

SAIはそういったことができないので「1ページ1ページを自力で並べて管理する」という状態に…。

進捗も確認しづらかったです…

SAIとクリスタを行ったり来たり…

それでも長年使っているSAIの描き心地から離れがたく、クリスタへ移行する気力と勇気が出ずに、

  1. SAIでネームや下書き
  2. クリスタに読み込んでコマ割りと台詞入力
  3. またSAIに戻って線画
  4. 効果線や背景トーンなどはクリスタからSAIへコピペしつつ描く
  5. SAIでは全てグレーで塗り、最後にクリスタでトーン&モノクロ化
  6. そのままクリスタで確認と保存をして入稿

という工程で原稿をしていました。

メインとなる「描く」行為はSAIで、カラーモードや素材はクリスタ…という感じです。

今思うとすごい縛りプレイしてますね…

クリスタとSAIの両方を持っていたから何とかなっていただけで、SAIだけだと原稿作成はかなり難しいかと思います。

それでもSAIだけで原稿をしていらっしゃる方もいるかもしれませんが、カラーモードなどの制限があるため印刷所の選択肢は狭くなってしまうかと…。

印刷所一覧や利用した感想についてはこちらの記事でしています。

クリスタに移行した感想

さて、そんな妙な作業環境で原稿をしていた私ですが、さすがに不便さを感じてクリスタに移行しようと決めました。

後続ソフトのSAI2に期待もしていたのですが、現状開発や更新が止まってる期間が長いです。
SAI2が正式リリースされるのを待つよりクリスタに慣れた方が早いのでは?って気づいたのがきっかけですね。

完全移行しようと意気込んだものの、結構大変でした。

SAIよりも圧倒的に多い機能、描き心地の違い、無数にある設定やブラシやペンや素材…。
覚えるのが大変でしたが、なんとか時間を取れる日々を見つけてはクリスタチャレンジを決行。

そして冒頭のお話に戻るように、最近やっと慣れてきたのですが…。

原稿が捗る~~~~ッ!!!!

もっと早くから慣れておけばよかった~!

漫画制作に必要なものはほとんど揃ってる!

何より、こんな感じの素材あったら便利なのにな…と探すと、大体見つかります!
(ちょっと苦手な建物や背景などを素材でなんとかすることができます!助かる…!)

独特なペンやブラシ、トーンがあったり、イラストの加工方法なども豊富なので、前よりも凝った絵が描けるようになった気もします。

「CLIP STUDIO ASSETS」というクリスタで使える素材をユーザーが配布できるサービスがあります。
規約の範囲内であれば商用利用もOKなので、同人誌の他にも様々な作品に使えますよ!

今までSAIと行ったり来たりしていた面倒な時間が消滅!
シンプルに作画作業に集中できるようになって、かなり楽になりました…!

クリスタで原稿を描いて、そのまま出力すれば入稿データになるのですごく快適です。

正直、クリスタはSAIほど動作がサクサクというわけではないのですが、足りない素材や機能を探し回ってる時間は無くなったので、もっと慣れたら原稿スピードも上がるんじゃないかなと期待しています。

こんな感じにページ管理ができる!便利!わかりやすい!

原稿を快適にするために購入したクリスタEXですが、今では日常的ならくがきやイラストも全てこれだけで完結できるようになりました。

大きい液タブなら2ページ並べて見開きの状態で描けるので、作業が捗ります!

ちなみに、配色テーマを「淡色」にすれば画面もSAIに近いホワイトカラーになります。
パレットやツールの配置も自由に変えられるので、カスタマイズすればSAIっぽくできますよ!

クリスタ諦めかけてる人にも頑張ってほしいです!

SAIのメリット、クリスタのデメリット

散々クリスタを持ち上げてSAIの不満点ばかり挙げてしまいましたが、SAIの方が勝っている部分もあるし、逆にクリスタのここがな…という部分もあります。

SAIのメリット

  • クリスタよりSAIの方が起動が早い
  • 動作も軽くてサクサク
  • 直感的に操作できてわかりやすい
  • クリスタとは違う描き心地でハマる人はハマる

クリスタのデメリット

  • 起動がちょっと遅い
  • スペックによっては動きもモッサリ
  • 多機能すぎて慣れるのに時間がかかる

サクサク動くSAIは、画像編集やアイデアスケッチなどに使うのも良いですね。
実際に私もちょっとした編集には今でもSAIを使うので、両方持っているのもなかなか便利です。

クリスタのモッサリ感に関しては、クリスタ以外のお絵描きソフトを知らない方は特に気にならないかもしれません。

SAIも買い切りで5,500+税と、クリスタPROと値段はほとんど変わりません。
漫画制作の予定が無い方は、こちらでも十分かもしれません。

クリスタとSAIの比較まとめ

最後に、「CLIP STUDIO PAINT」と「SAI」はどんな人に向いているかまとめておきます。

クリスタが向いている人
  • 本格的にイラスト・漫画を描きたい。
  • 同人誌や漫画を作る予定がある。
  • わからない点は調べたら出てきてほしい。
  • お絵描きソフトを初めて購入する人。

イラストだけで気軽に!→CLIP STUDIO PAINT PRO
漫画もガッツリ描きたい!→CLIP STUDIO PAINT EX

SAIが向いている人
  • 手軽にデジタルイラストに挑戦してみたい。
  • イラスト一筋で漫画を描く予定はない。
  • わからない点も自力で解決する自信がある。
  • 試用版などでSAIの描き心地にハマった人。

ペイントツールSAI:公式サイト

現在は、使用率や情報量はクリスタの方が圧倒的です。
はじめてイラストソフトを購入する方はサポートの手厚いクリスタの方が良いでしょう。

また、私のようにSAIを使っていたけれど機能不足に悩んでいた方にもクリスタはオススメです。
「SAI」に足りない部分は「クリスタEX」なら大体揃っていると思います。

お手軽なSAI!本格的なクリスタ!って感じですね

私は随分時間がかかってしまいましたが、漫画を描くなら早めにクリスタに慣れておいた方が良さそうです!
以上、SAIからクリスタへ移行したオタクの感想でした!

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